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菩提樹文庫について


1、目的
 菩提樹文庫は、仏教に関する英語文献を翻訳し公開すること、世界の仏教情報についてお知らせすることを目的としています。  

2、日本の仏教事情
 現在、日本においては大乗仏教が主流ですが、近年テーラワーダ仏教の理論と瞑想法が紹介され、徐々に広まりつつあります。テーラワーダ仏教はブッダの説いた初期の教えをよく残しており、論理的であり分かりやすいもので、大乗仏教理解のためにも参考になるでしょう。
 現在インターネットなどにより、多くの法話が公開されていますが、日本語に訳されていないため一般の人々にはなかなか手が届きません。私たちは学者や専門家ではありませんが、これらの良い文献を広く皆様に紹介したいと思っています。

3、世界の仏教事情
 テーラワーダの国へ瞑想修行に行くと、世界各国からの修行者に出合います。今、仏教の大衆化と世界化が起こっているようです。交通手段の発達により、一般の人でも直接瞑想センターへ行き、長老達の指導を受けられるようになりました。また、ITの発達により、世界の仏教情報を瞬時に得られるようになりました。
 西洋世界へも仏教が普及し、西洋的視点で仏教が論じられています。伝統に束縛されていないアメリカなどでは、テーラワーダ、大乗、チベット仏教相互の検討や交流が行われています。
 僧院においては、伝統的な仏教の瞑想法が受け継がれています。また一方で、現在の物質文明はいろいろな問題をもたらしていますが、これらの問題と仏教的に取り組んで行こうとする努力もなされています。

4、方針
(1)日本において訳されていないテーラワーダ仏教の基礎的文献、現代的な課題を扱っている法話を、なるべく広範囲に翻訳していく。また、テーラワーダ仏教だけでなく、大乗仏教、チベット仏教の良い文献があれば紹介する。
(2)ブッダが言われたように、「自らを灯明とし、法を灯明とせよ」を原則に進めて行く。すなわち、基本的に自助努力で進めつつ、共通の目的を持つ人々とは協力し合って行く。
 読者の皆様におかれましても、紹介されている情報をただ鵜呑みにすることなく、自らの智慧をもって必要なものは取り入れ、不要なものは捨てていってもらいたいと思います。
(3)専門家ではない者が翻訳するので解釈の違い、訳語の不適切等も出てきましょうが、寛容の心で見ていただきたいと思います。皆様からのご批判によってより良きものにして行きたいと考えています。
(4)ここに公開している文献は、翻訳の許可を得ています。個人的なコピーや学習用に使われるのは自由ですが、商業的利用はお断りいたします。
              菩提樹文庫 管理人 
 

 

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